大人なメンズコート17コーデ
今季のコートはお決まりですか?
コートといっても種類は多く、カジュアルな着こなしに最適なコートや、フォーマルな装いに似合うコートなど様々です。
王道なチェスターコートや定番のトレンチコートなど、今季はどのような着こなしが大人メンズに相応しいのでしょうか?
今回はそんなコートを種類別の着こなしについてまとめてみました。
大本命はチェスターコート
チェスターフィールドコートとも呼ばれる。
英国のチェスターフィールド伯爵が最初に着用したと言われている。19世紀頃英国で流行した。
ノッチドカラー、胸元の箱ポケット、両脇のフラップ付ポケットなどが特徴。
正式なものは比翼仕立てであったり、襟の裏に別布をつけていたりしますが、 基本的には「襟がテーラードジャケットの形をしているコート」という捉え方で問題有りません。
チェスターコートについて詳しくは・・・
⇒ 【メンズ】どう着る?今年のチェスターコートの着こなし指南
近年では男女問わず人気なチェスターコート。メンズライクなコートでもあり、大人っぽいコーデには最適です。
また、今季はオーバーサイズがトレンドでもあるため、サイズアップしたチェスターコートなら旬な着こなしを演出できる。
チェスターコートは元々フォーマルな着こなし用に作られたが、近年ではニットやデニムなどに合わせたキレイ目カジュアルでの着こなし方も主流になってきました。
1枚は欲しいトレンチコート
第一次世界大戦時に英国軍に向けた軍事コートに起源をもつ「トレンチコート」。1930年頃にはバーバリーやアクアスキュータムといったブランドによりブラッシュアップされ、ミリタリーアイテムとしてのディテールは残しながらも洗練されたファッションアイテムへと進化を遂げた。
トレンチコートについて詳しくは・・・
⇒ 【メンズ】定番のトレンチコートを定番じゃない着こなしにするには?
薄手の生地から取り外し可能なライナーが付属してるものまで、秋冬から春先まで長く使えるトレンチコート。素材やカラーも豊富でコーデの幅も広いことから1枚は持っていたい。
トレンチコートもチェスターコート同様にオンオフ共に活用できる。
ですが、元々は陸軍が寒さを凌ぐ防水用のミリタリーコートとして作られたので、ガンフラップやショルダーストラップが付いてるのが特徴のコート。そのためチェスターコートよりカジュアル感がある。
武骨なモッズコート
モッズは60年代始め、ロンドンにあらわれた「モッズ」とよばれる若者たちのファッション。
モッズコートはモッズから生まれたものではなく、彼らが着用していたアイテム、米軍が採用していたパーカー付きのコート(その代表が「M-51」)が、後にモッズコートと呼ばれるようになった。
ミリタリーコートとモッズコートがしばしば混同されることがあるが、それはもともとモッズコートそのものがミリタリーの流れを組んでいるからであり、広範囲な定義がされがちなミリタリーコートの中でパーカー付きのものをモッズコートとも呼ばれる傾向があるため。
ファーが付いてたり変形型があったりとモッズコートの中にも色々なデザインがあります。その中でも近年はフーテッドにファーが付いていたり、インナーにもボアが施されたタイプが人気。見た目でも暖かい印象を与えてくれます。
男クサいイメージがあるモッズコートは、ミリタリー感が強いのでカジュアルな装いにでも、ビズスタイルのハズし感覚で羽織っても◎
参考:【メンズ】武骨な着こなしに最適なミリタリー系冬アウター5選
注目のベルテッドコート
ベルテッドとは、「ベルトの付いた」という意味。トレンドのジャケットは細いベルトの付いたもの。
ベルテッドコートについて詳しくは・・・
⇒ 【メンズ】今旬なベルテッドのコート、ジャケット、ニットの着こなし13選
レディースファッションでは定番のベルテッドコート。ウエスト部分にベルトがついてるため、締めるとスタイルがよく見える事から大人気のコートです。
そんなベルテッドコートが近年ではメンズにも人気。
形もチェスターコートやトレンチコート同様にシングルやダブル仕立て。素材もウールやステンカラーなど様々。画像のようにウエストにベルトがついたコートを総称してベルテッドコートと呼びます。
こちらもオンオフ共に活用可能。
ベルテッドコートはボタンはとめずにベルトだけを結んだ着こなしが近年は主流になっている。
ダッフルコートを大人っぽく
厚手の起毛素材使いの両前合わせで、ショールカラー、フード付ショートコートでボタンの代わりにトッグルという浮き形のボタンとひもの組み合わせで前を留める、スポーティーなコートである。
ダッフルとは起毛した厚地の荒いウール素材のことで、ベルギーのアントワープ近くの地名に由来。
北欧の漁民が着ていたもので、第2次世界大戦で英国海軍が採用したことにより一般化。
ダッフルコートは”可愛い”や”子供っぽい”とのイメージがありますが、画像のように着こなしによっては大人っぽく、またこなれ感も演じさせてくれるコートです。
ウールやニットで作られてるものが多く、防寒性に優れている。
数年前に『Bark(バーク)』のダッフルニットコートが流行ったが、2019年では主流ではない。
ダッフルコートはチェスターコートなどの上品な雰囲気とは印象が違い、40代メンズからは”子供っぽい”とネガティヴなイメージを感じてしまう方も多いはず。
そうならないためには、スーツスタイルなどにドレス感覚で羽織ったり、ワントーンでまとめボタン全締めでクールに仕上げたりする着こなしがおすすめ。
また画像のような目を引くアクセントカラーを羽織るのも、差別化した上級者コーデと言えるだろう。
ピーコートならトラッドで
分厚いメルトンウール、ダブルの前合わせが特徴的なピーコートは、イギリス海軍が軍服として採用していたことがきっかけで広まりました。
ダブルの前合わせは左右どちらを上にすることもできるので、風向きによって風を防ぐためにボタンの止め方を変えることができます。
ボタンには碇マークが付いているのが定番です。
大きな開襟も目立ちますが、上のボタンを止めるとナポレオンジャケット風にもなります。
甲板上で着用されていたときは、雑音がうるさい外でも大きな襟を立てて話し声を聞き取りやすくしていたのだそうです。
大きな襟が特徴のピーコートはトラッド調やミリタリー風の着こなしがおすすめ。
トレンチコートなどに比べると丈が短くすっきりしてるイメージがあります。こちらもオンオフ共に活用できる。
他のコートに比べると着丈が短いのが主流なのでジャケット感覚で羽織るのもおすすめ。
ミリタリー系アウターでもあるピーコートは、武骨な着こなしでもビズスタイルのコーデにも応用可能。また、海軍から始まったので冬のマリンスタイルにも適しているコートです。
アメカジならムートン(ランチ)コートで
ランチとは特にアメリカでいう「大牧場」のことで、そこで働くカウボーイたちが着る防寒用コートをいいます。
もとは毛を付けたままの羊の一枚革(ムートン=メリノ種の仔ヒツジの毛皮)を裏出しにしてつくられていたことからシアリング(羊毛の刈り込み)・コートとも呼ばれますが、現在ではスエード(カーフ、キッド、ピックスキンなどの小動物が主体で、革の裏面をサンドペーパーで削り取り、、ビロードのような感触に仕上げたもの)やコットン・スエードを用い、裏にボアを貼ったタイプも多く見られます。
いかにもアメリカ西部のウエスタン・スタイルを思わせるショート・コートのひとつです。
アメリカンなイメージがあるムートンコートは、内側にボアが付いているので保温性は抜群だが着膨れしやすいのが特徴。なのでサイジングには十分気を付けてコーディネートしなければなりません。
肉厚のスエード素材は防寒性に優れてて、寒い時期に適したアウターでもあり、着れば着るほど味が出て独特の風合いを醸し出せます。
ショート丈のムートンならジャケット感覚で、ロング丈なら存在感がある着こなしを演出できます。
『メンズコート7選』・まとめ
今回は大人に相応しくトレンドなメンズコートコーデをまとめてみました。
お気に入りはございましたか?
寒くなるにつれて欲しくなるコートですが、寒さ対策だけではなく、オシャレなアウターとしてコーデにコートを取り入れてみてはいかがでしょうか?
今回も最後までご覧頂き有難う御座いました。